監査委員選任議案質疑


 知事から提案のありました監査委員選任議案に対し社民党県議団を代表して質疑します。

 本議案は阿部徹監査委員の退任に伴いその後任に元県議会議員の遊佐雅宜氏を選任しようとするものですが、県民の目線に立つときいくつかの点で異例といわざるを得ません。それぞれの点を指摘し知事の所見を求めるものであります。

 第一に4年前まで現職の県議会議員であったという点であります。ご案内のとおり4人の監査委員のうち2人が議会選出委員であり、遊佐雅宜氏が就任することになれば議会に関係する委員が3人ということになります。遊佐雅宜氏は三期12年にわたって議会の立場で政策提案や県行政のチェックを行ってきました。議会を離れてまだ4年であり、議会関係者と見られてもやむを得ません。4人の監査委員が議会選出、識見委員おのおの2名というバランスを崩すということになりかねないと思うのですが知事の所見を求めます。

 第二に以上のような観点から監査委員の議会選出枠2人の見直しの声が当然でてくることが考えられます。監査委員は行政機構から独立し、財務や事業を監査する権限が与えられています。そしてそれは議会のチェック機能とも異なるものです。それにもかかわらず4人の監査委員のうち3人が議会に関係すると見られることになれば当然議会選出枠見直しへとつながることになります。議会の機能や役割に影響を与えるような選任は避けるべきと考えますが知事の所見を求めます。

 第三に政治的中立性についてであります。議会選出枠の委員は所属政党を持つ場合がありますが、議員の性格上やむをえないものです。だからこそ識見枠の2人には県民意識から言って政治的中立性が求められており、これまでそのことが確保されてきたといえます。遊佐雅宜氏の場合は現職時代は自民党県民会議に所属し、今月まで党員であったと聞いています。県民が期待する政治的中立性と齟齬があると思うのですが知事の所見を伺います。

 私が指摘した点は当初から予想されることであり、それを承知の上で人事案が固められていったとしか考えられません。人事案件は知事の専権事項ではありますが、議会に同意を求める以上本人の人格識見は当然として、様々な条件を勘案して疑義が呈されることのない提案をすべきであることを最後に申し上げ質疑を終わります 。

議会報告2007.02